ホテルを出発 

出だしは快調だった。寝坊することなく朝は早くに目が覚め(緊張で?)着替えの荷物を詰め直す。義母さんからもらった「空気抜き袋」を利用して衣類を詰め、二人がかりでトランクの鍵を閉める。鍵が閉まるより先に壊れてしまうのではないかと冷や汗もの。7時過ぎにはホテルを出て、目の前のアパートに一度戻る。ミケが心細くいるはずだ....。人がいないのはともかく、ものもなくがら〜〜んとした部屋でさぞかし不安だったことだろう。これからもっと不安が待っているのだよ....。空っぽの部屋でしばし余韻に浸った後、ミケをケージに入れて出発である。おっとその前に鍵をLeasing Officeに返さなければ!!


空港までの道々はミケもケージから出してやる。広い車内の運転席にだけは行かないようにする。この道も当分通ることはないのだなと思うと感慨深い。ガソリンを満タンにして車を返し、山のような荷物をカートに乗せる。このカートを1台借りるのになんと3ドルもとられるのだった....。ぼったくり。でもこれはほんの氷山の一角で....。


重いトランクの上げ下ろしでなにまんもヘトヘト。ミケのケージも重いし、機内持ち込みのPC複数個もかなり重い...。なにぼうもスカイラインのラジコンはじめ、昨日学校からもらって来た書類などを持っているので大荷物。かなりの余裕を持って空港に到着したつもりだったが、チェックインカウンターで思った以上に時間をとられる。まず手始めはトランクの超過。75Lbsまでと思っていたので(なにまんが調べたらしい)体重計で確認して荷物を詰めたのに、70Lbsまで!げ〜〜ん。仕方ない。手近なところで、ポケットに詰め込んだものを取り出したりして重量調整。それから今度はミケ。来るときは全然問題にならなかったケージでひっかかる。係官は最初「これじゃダメ」しか言わない。このケージを使って1年前にUnitedでアメリカに来たのになんでダメなのか?疲れもあるので食い下がる。そこで初めて、小型のケージが買えることが判明。最初から代替案を言ってくれよ。思わぬ出費ではあるが仕方ない。ミケも頑丈なケージの方が安心するかもしれない。ケージは結局54ドルもした。ぼったくりその2。多少超過の荷物もあったが、受付の方が結構親切な方で多めに見てくれるところもあったりして。なにぼうがフリマで買った宇宙傘も預け荷物に。それでも機内持ち込みの荷物がたくさんあったので、受付の方がこっそりと対処方法を教えてくれる。手元に残った大型荷物からの品々などを前にしばしため息。おまけにミケのケージだけも手元に残った....。ケージをはじめもろもろを処分することも考えたが、結局は別送品を一つ作ってしまうことで決着。空港内にPost officeもあった。ところが送りに行ったなにまん、戻って来てふらふらしている。なんと!なんと!送料に300ドルもかかったそうで。ぼったくりその3。


そうこうするうちにもう搭乗時間まで約1時間。朝から何も飲まず食わず。さっさとチェックインを済ませてゆっくりとご飯を食べるつもりでいたのだがすっかり疲れてしまった。機内持ち込みの荷物も気になるので、セキュリティも早々に通り抜け、後はサンドイッチを買ってゲートで待機。ハムがどっさり入ったサンドイッチもこれでしばし食い納め。自分で作るだろうけどね。


機内ではミケがちゃんと搭乗したかどうかが気にかかる。不安だろうなぁ...と思うけど仕方ない。という話をしていると、なんと乗務員がなにまんを探して「ペットがいるだろ?ちゃんと乗ったから」、証明の半券を持って現れた。アメリカに来るときは到着してミケのケージを見るまで乗ったかどうか不安だったので、その点は改善されたと言うべきか....。


飛行機の中では日本語の話せる乗務員もいる。隣の女性が最初のドリンクサービスの時に「シャンペン」と言ったのだが、「(エコノミーには)シャンペンはないです」...。結局彼女は白ワインを飲んでいた。次のドリンクサービスでは、多分「アップルジュース」と言ったと思うのだけど同じ乗務員に「パイナップルジュースはないです」と言われていた。いじわるな乗務員だなぁ...と思った。お隣とお話する機会はなかったのだけど、ラスベガスからの帰りのようだ。新婚旅行かな、若いカップルだった。
なにまんもなにぼうもとっとと寝てしまったが、私は映画を見るちゃ〜〜〜んす。張り切って4本も見てしまう。吹き替えで楽をしようと思ったけど、こんなに違和感があるとは。それにどれにもついてる中国語の字幕。黄色の文字で自己主張するものだからついつい目が言ってしまって、変なところに注目してしまったり.....。何度も出てくる英語の名前が漢字だから余計に変。Mr.Darcyがなんで達四先生なのだ?