Benicia

 
Brentwoodあたりのバーガーキングでお昼を食べ、次に目指すはBaniciaである。ここはSacramentoが州都になる前の州都である。Beniciaは湾のすぐソバで冷たい風も吹いている。なんと釣り人がたくさんいるではないか。なにぼうもなにまんも釣りがしたいようではあるが、ここではライセンスが必要。釣りと言っても日本では川釣り専門でアマゴやマスといったかわいらしい釣果が常である。ここでは何が釣れるのだろう?どんな魚がいるのかな?と覗き込むと、新巻鮭のような魚の死体がぷかぷか浮いている。「まさか....これ?」

 
何人かはちゃんと釣れているから不思議である。こんなに密集して、しかもルアーで釣っているのに絡まらないのだろうか?釣れた魚を近影。

新鮮なはずだがまずそう...。Steakにするとか言ってるなぁ。桟橋の端で透明度の低い水を眺めていると「ぶっは〜〜〜」。なんとアザラシも様子を見に来ているのであった。ここで「きゃ〜〜、アザラシがいるぅ〜」と騒いでいるのは日本人の我々ぐらいで、釣りをしている人はもちろん日常の域なのであった。


Beniciaは小さい町である。桟橋に一番近いところには昔の駅が、今はキャンディーやさんとして営業していて、線路の残骸らしきものもない。とりあえず写真でだけ昔の面影を見ることができる。そこでWalking Tourのパンフをもらってとにかく州都あたりまで歩く。といっても1853年から13ヶ月だけという短命な州都であったらしい。入場料大人だけ一人2ドルなのだが、50ドル札しか持ち合わせがなく、「また今度来た時に寄付してちょうだい」と言われて『もう二度と来ないだろうなぁ』とは思いつつ、ありがたく中を一周させてもらった。会議場も使い込まれた風はない。帽子や羽根ペン、ろうそくまで置いてあり、今にも会議が始まりそうな設営である。なぜここが州都に選ばれたのか、なぜ13ヶ月で終わってしまったのか....。パンフにはそこのところの記載が全然なく、もう少し勉強する必要ありである(忘れなければ)。