到着

空港について荷物の受け渡しもスムーズに。ミケも無事到着。検疫もFAXで前もって審査を受けてあるのでチップの読み取りだけで完了。兄と妹夫婦も一緒に出迎えに来てくれた。初めて7月に産まれた甥っ子と対面。思ったよりも小さい。すっかり感覚的にも忘れてしまっているのだな。帰りに近くのうどん屋さんに立ち寄り(私はまずい機内食で(でも完食??)お腹は満足していたのだが)お蕎麦を食べて住み慣れた我が家へ到着。途中、左折すると反対車線に入ってしまったような感覚がしてまずいなぁ...と思いつつ。家は出発した日のまま。昨日まで生活していたかのようである。テレビをつけて全部日本語...というのにも違和感なし。こんな状態ではあっという間にリスニングは落ちてしまう.....。ミケも躊躇することなく家中を歩き回り、落ち着いたものである。お風呂にゆっくりと入って、そのままあまりの気持ちよさにぐっすりと寝てしまいそうになったので、さっさとあがってぬくぬくと布団にもぐりこみ(ちょっとホコリっぽい)熟睡。


いっぱいすることがあるなぁ......。

 機内で見た4本

  1. Walk the Line

A stirring biopic of music legend Johnny Cash, this film follows his life from his childhood on a cotton farm through his rise to fame with Sun Records in Memphis. After returning from the military, Cash marries and works as a salesman. But his first love is music. He catches his big break with Sun and tours with Elvis Presley, Jerry Lee Lewis, and June Carter. Fame takes its toll on Cash’s marriage, and soon he tries to court the initially disapproving June. Featuring: Joaquin Phoenix, Reese Witherspoon. A 20th Century Fox release.

  1. Elikzabethtown

Drew Baylor, who designs shoes for a large company, is considered a big success story in his family. But his most recent design flops, and his career takes a nosedive. Without a job and depressed, Drew gets a call from his sister, who says their father has died. The family sends Drew to Elizabethtown, Kentucky, to deal with the funeral arrangements. On his way there he meets Claire, a perky flight attendant, who helps him look at the world through new eyes. Featuring: Orlando Bloom, Kirsten Dunst. A Paramount Pictures release.

  1. Fever Pitch

When high school teacher Ben meets business-woman Lindsey, the two connect immediately. A serious romance ensues until baseball season rolls around and Lindsey finds herself competing with the other love in Ben’s life, the Red Sox. Despite the Sox’s lamentable record, Ben’s obsession with the team is unwavering. Watch as he tries to separate himself from the obsessions of his youth, transition into adulthood, and salvage his relationship with Lindsey. Featuring: Drew Barrymore, Jimmy Fallon. A 20th Century Fox release.

  1. Pride&Prejudice

Jane Austen’s popular novel comes to life for the second time on the big screen. Mrs. Bennett has made it abundantly clear to her daughters that their family’s future depends on her girls’ marrying well. When the young, rich Mr. Bingley and Mr. Darcy move into the neighborhood, the Bennetts are abuzz. At a local ball, Bingley takes an interest in Jane Bennett, who seems to return his affection. However, her quick-witted sister Elizabeth takes a strong disliking to Darcy. Featuring: Keira Knightley, Matthew MacFadyen. A Universal Pictures release.

 ホテルを出発 

出だしは快調だった。寝坊することなく朝は早くに目が覚め(緊張で?)着替えの荷物を詰め直す。義母さんからもらった「空気抜き袋」を利用して衣類を詰め、二人がかりでトランクの鍵を閉める。鍵が閉まるより先に壊れてしまうのではないかと冷や汗もの。7時過ぎにはホテルを出て、目の前のアパートに一度戻る。ミケが心細くいるはずだ....。人がいないのはともかく、ものもなくがら〜〜んとした部屋でさぞかし不安だったことだろう。これからもっと不安が待っているのだよ....。空っぽの部屋でしばし余韻に浸った後、ミケをケージに入れて出発である。おっとその前に鍵をLeasing Officeに返さなければ!!


空港までの道々はミケもケージから出してやる。広い車内の運転席にだけは行かないようにする。この道も当分通ることはないのだなと思うと感慨深い。ガソリンを満タンにして車を返し、山のような荷物をカートに乗せる。このカートを1台借りるのになんと3ドルもとられるのだった....。ぼったくり。でもこれはほんの氷山の一角で....。


重いトランクの上げ下ろしでなにまんもヘトヘト。ミケのケージも重いし、機内持ち込みのPC複数個もかなり重い...。なにぼうもスカイラインのラジコンはじめ、昨日学校からもらって来た書類などを持っているので大荷物。かなりの余裕を持って空港に到着したつもりだったが、チェックインカウンターで思った以上に時間をとられる。まず手始めはトランクの超過。75Lbsまでと思っていたので(なにまんが調べたらしい)体重計で確認して荷物を詰めたのに、70Lbsまで!げ〜〜ん。仕方ない。手近なところで、ポケットに詰め込んだものを取り出したりして重量調整。それから今度はミケ。来るときは全然問題にならなかったケージでひっかかる。係官は最初「これじゃダメ」しか言わない。このケージを使って1年前にUnitedでアメリカに来たのになんでダメなのか?疲れもあるので食い下がる。そこで初めて、小型のケージが買えることが判明。最初から代替案を言ってくれよ。思わぬ出費ではあるが仕方ない。ミケも頑丈なケージの方が安心するかもしれない。ケージは結局54ドルもした。ぼったくりその2。多少超過の荷物もあったが、受付の方が結構親切な方で多めに見てくれるところもあったりして。なにぼうがフリマで買った宇宙傘も預け荷物に。それでも機内持ち込みの荷物がたくさんあったので、受付の方がこっそりと対処方法を教えてくれる。手元に残った大型荷物からの品々などを前にしばしため息。おまけにミケのケージだけも手元に残った....。ケージをはじめもろもろを処分することも考えたが、結局は別送品を一つ作ってしまうことで決着。空港内にPost officeもあった。ところが送りに行ったなにまん、戻って来てふらふらしている。なんと!なんと!送料に300ドルもかかったそうで。ぼったくりその3。


そうこうするうちにもう搭乗時間まで約1時間。朝から何も飲まず食わず。さっさとチェックインを済ませてゆっくりとご飯を食べるつもりでいたのだがすっかり疲れてしまった。機内持ち込みの荷物も気になるので、セキュリティも早々に通り抜け、後はサンドイッチを買ってゲートで待機。ハムがどっさり入ったサンドイッチもこれでしばし食い納め。自分で作るだろうけどね。


機内ではミケがちゃんと搭乗したかどうかが気にかかる。不安だろうなぁ...と思うけど仕方ない。という話をしていると、なんと乗務員がなにまんを探して「ペットがいるだろ?ちゃんと乗ったから」、証明の半券を持って現れた。アメリカに来るときは到着してミケのケージを見るまで乗ったかどうか不安だったので、その点は改善されたと言うべきか....。


飛行機の中では日本語の話せる乗務員もいる。隣の女性が最初のドリンクサービスの時に「シャンペン」と言ったのだが、「(エコノミーには)シャンペンはないです」...。結局彼女は白ワインを飲んでいた。次のドリンクサービスでは、多分「アップルジュース」と言ったと思うのだけど同じ乗務員に「パイナップルジュースはないです」と言われていた。いじわるな乗務員だなぁ...と思った。お隣とお話する機会はなかったのだけど、ラスベガスからの帰りのようだ。新婚旅行かな、若いカップルだった。
なにまんもなにぼうもとっとと寝てしまったが、私は映画を見るちゃ〜〜〜んす。張り切って4本も見てしまう。吹き替えで楽をしようと思ったけど、こんなに違和感があるとは。それにどれにもついてる中国語の字幕。黄色の文字で自己主張するものだからついつい目が言ってしまって、変なところに注目してしまったり.....。何度も出てくる英語の名前が漢字だから余計に変。Mr.Darcyがなんで達四先生なのだ?

 最後の晩餐は悲惨?

仕方がないのでValcoの中のTODAIへ行くことにした。ここはSeafood Buffetで行くのはみんな初めて。金曜の夜だというのに席はガラガラ。多少不安に思いつつも吉野やよりは断然いい(私にとっては)。もうお腹もぺこぺこ。クレソンのサラダやチャプチェ、お寿司やリブなど、いろいろな種類を張り切って食べる。頼んでもいないのに人数分のエビのホワイトソース焼きまで出てくる。結婚式でよく出るようなメニューに、ひょっとして........。後で韓国焼き肉食べ放題と金額が一緒...ということに愕然としたが(当然エビも出るわな)、山積みしてあって怖々試してみたカニもカスカスではなくおいしかったし、おうどんもおいしかったし、謎な巻き寿司も試してみたし、私としては大満足で最後の晩餐を終えたのであった。シーフードだけにお腹が痛くなったらどうしよう...?


最後の夜は目の前のマリオット泊。ミケはアパートに置いたままであるが大丈夫だろうか?ホテルに帰る前にちょっと様子を見て、ごはんもやって、最後の夜はあっけなく終わった。

 お迎えに大遅刻!

その後はなにまんが自分がお世話になった仕事場に挨拶に行くという。私はなにぼうの学校に先に送ってもらうことも考えたが、今になって教室に乱入する勇気もなく、なにまんについて行くことにした。後でこれが仇になる。Officeについてウロウロしていたら迷子になってしまい、その辺にいた人がわざわざRのブースを検索して調べて案内してもらうハメにも。結局Rが近くに散ってしまった元同僚も呼び寄せてくれたらしく、お迎えの時間になってもOfficeを出られない。ハラハラしながら待っていた私は、大きな車なので運転を敬遠していたにも関わらず、いきなりPalo AltoからFreewayでお迎えにすっとばすことになった。といっても慣れない車で今捕まってはシャレにならない。「落ち着け」と言い聞かせながら、ちょっと悪態もついてみたりして。何とか学校についたが、なにぼうが見当たらない。最終日のお迎えに遅刻するとはなんたること!!きっと不安だったに違いない。
Secretaryに頼んでおいた在籍証明ももらわないといけない。ところがOfficeは4時でSecretaryは帰ってしまった後だった。幸い校長先生がいたので、もう一度お願いして証明書を作ってもらう。証明書といってもただの手紙。あっという間に作ってくれて、気をつけて帰ってね、とまで言ってもらう。見たことのない校長先生の笑顔だった...。なにぼうも無事に発見し、Mr.Nに最後の挨拶。なにぼうはMr.NのBig Hugでちょっとうるうる。でもMr.Nは特別感慨深いわけでもなく、最近入れ替わりの激しいクラスなので慣れたものである。意外なほどあっさりと別れる。


それからこの期に及んでなにぼうが遊ぶというのでお友達の家へ送って行く。その間に私はなにまんを迎えに行き、6時までやっているというPost Officeで最後の荷物を送り、またお友達の家へ。ここでゆっくりとおいしいコーヒーなどをいただく。名残惜しいがお友達の家を後にする。さて、最後の晩餐はどこにしよう?Kさんもおすすめのしゃぶ道(SHABU WAY)へ行こうか。yy兄ちゃんも誘い出してMountain Viewまで繰り出したが、さすが金曜の夜。長い行列が出来ていた。お昼もお菓子でごまかしていた我々はとても待てる状態ではなく、さっさと諦めて次はTantoへ行くことにした。ところがここも9時半まで予約でいっぱいだとか。次は吉祥へ。ここもいっぱい。吉野やの牛丼。それだけは勘弁してくれよー。

 Inspection

なにぼうが学校に行った後は荷物と掃除の続きである。今日はInspectionの予定。細々としたモノをカバンに詰め込むが、壊れないように包装したりするとなおさらかさばる。なにまんの目算はアテにならなかった...。何とか荷物を詰め込み、大きなトランクをいくつも車に運びこむ。こういう時はエレベータのないのがきつい。急遽送ることになったガラクタも積み込む。壊れた掃除機やベランダに放置してあった事務机など、ゴミ置き場に置いておいたが、そのうち無くなるのが不思議である。


ところがInspectionの予定の2時になっても誰もこない。もうすぐ2時半になる...というころになって業を煮やしたなにまんがOfficeに行くが、慣れない女の子が一人でお客の対応をしていて催促できずじまい。「なにをあまちゃんな!」ということで次は私が行く。運良くお客さんもいなかったので、2時の予定のInspectionはどうなってるのか尋ねる。慣れてないようなので穏やかに。もちろん。すぐにトランシーバーで連絡をとってくれる。結局ペドロさんは連絡できていなかったか忘れていたかでOffだったらしく(バーロー)代わりの人が見に来た。ダメージがないかどうかの確認と何年いたかの確認だけでサインをすることもなく、見積もりは3週間後ぐらいということを告げられただけで、実にあっけないものであった。