Halloween本番

戦利品の数々

今日はHalloween本番である。祝日ではないのだが、今日はStaff Leraning DayということでCollinsは休みである。だからなにぼうは3連休で遠出の旅行も考えたのだが、なにぼうはTrick or Treatをしてみたかったようで旅行は断念。


というわけでいつもと同じように私はESLに行った。ちょっとした扮装の人もいたりして、それなりの雰囲気。何よりも先生が魔女の帽子にオレンジと黒のワンピース。しかも!!!先生の眉毛はつながっていて目のまわりは白くぬってあって....という状態。おおよそ扮装には縁のなさそうな先生だっただけに驚いた。そもそもHalloweenアイルランド方面ケルトのイベントらしい。HalloweenはHoly eveningの意味。その夜にはお化けや幽霊が人間に悪さをしに来ると言われている。黒猫は悪いことをした人間の生まれ変わりの象徴で、Jack-o'-lanternは人間の頭蓋骨の象徴。それらを飾り立てて、お化けや幽霊を逆に怖がらせ、追い返すのだそうだ。で、子供たちはこういう怖い扮装をし、「お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ」と脅かしに行くのだ。
アメリカの、唯一宗教的な意味もほとんどない、ただ単に楽しいだけのイベントだということらしく、夜には大人も扮装してPartyをする。買い物に行く途中には牛が車を運転しているのを見たし、真っ赤なおかっぱ頭の女の子が二人乗っているのもみた。それなりに楽しめるわけだ。


というわけで、うちも朝からデカかぼちゃのJack-o'-lantern作りをしていたようである。切り抜くのは簡単。日本のカボチャみたいに固くない。ざくざく切れるので細かい細工も比較的簡単である。これにロウソクをともし、お菓子もたくさん用意した。Targetに買い出しに行ったが、山のように積まれてあったお菓子はほぼ売り切れ状態。「こんなにたくさん売れるのかね」とタカをくくっていたが、売れているのである。オッドロキー。ただこのアパートはノリが悪い。去年はイベント参加のおうちでは前もってポスターを張り出しておいて、子供が来るのを待っていたそうだが、今年はそういうOfficeからの案内もなく、まるで人ごとのようである。それでもなにぼうは同じアパートのクラスメート、ライアンと一緒にTrick or Treatに行くと言う。ライアンに連絡するのがまた大変。英語で電話は大嫌い。とにかく、私も一緒についてまわったが、ライアンはお化けの扮装なので受けがいい。ところで、去年ですら同じ子供が何回も来たと聞いていたが、「去年は用意して待っていたのに誰も来なかったのよ。だから今年は用意しなかったの。これでお菓子でも買ってね。」と現金をくれたおうちが1軒あった。かと思えばうちの階下のやったら騒々しい家ではHalloweenの飾り付けはめいっぱいしてるくせに、子供がTrick or Treatに行くと「ないない、帰った帰った」とけんもほろろに追い返されている(しかもこの人、女性だよ!印象最悪)。電気はついているけど誰も出てきてくれない家も多い。で、うちも結構用意したが、結局なにぼう達以外は誰も来なかったそうだ。なんで?3階だから?それにしてもこの山のようなお菓子はいったいどうするのだ?しかもなにぼうの戦利品まで...いったいどうなるのだ?どこへ消えるのだ??と思うと空恐ろしい....。


近所の一軒家をそろっと見て回ったが、飾りは結構地味目である。もっと恐ろしい家があちこちに出没するのかと思ったが、概ねお姫様やかっこいい扮装をした小さな子供数人と懐中電灯を持った大人数人がお菓子をもらいに回っているのを目撃しただけである。なにぼうはアパート内でもう充分堪能したらしいので、その様子を遠目に見てそのまま帰った。