Election day

今日はCaliforniaのElection dayである。11月の最初の月曜日の次の火曜日、と決まっている。カレンダーをめくり忘れても投票日を思い出すための1週間の猶予がある、ということらしい。が、休日ではないということで、投票率が下がると懸念する一部の声もあるらしく。とにかく、投票できるのは18歳以上のアメリカ国籍のある人(アメリカで産まれた人か帰化した人)で、朝の7時から夜の8時までに学校や教会で投票する。投票するためには前もって登録する必要がある。他の州で、投票当日に身分証明書で確認して投票できるというところもあるらしいが、いざフタをあけてみたら死人が大勢いた、ということもあったらしく、Californiaほども大きくなるとやはり前もって登録する必要があるのだろう。投票の方法はネットか郵送か投票所で行う。投票所では機械に入力する方法で、今時鉛筆で書き込む、ということはないそうだ。2年に一度の下院議員、6年に一度の上院議員、他裁判官やその他諸々の選挙もあるが、今年はoff-year。法案にのみ焦点があたる。ここでは法案に直接反対か賛成かを投票するのである。今回も法案73から80まで。これらを理解するためにはやはり冊子は不可欠。英語に加えてスペイン語、中国語、韓国語とタガログ語で詳細を勉強することができる。日本がないのはなぜだろう??帰化する人は稀、ということか??


例えば、73「Parental Notification about Abortion」。現行の法案では18歳以下の未婚の中絶は誰にも報告の義務はない。これを、48時間以内に親に知らせるという義務が医師に課せられるというように変更する。賛成か、反対か。賛成の主張(他の州では中絶者が減った)、反対の主張(危険な違法の中絶がまかりとおるようになる)、それとそれが政府の財政に与える影響について。ESLでこれら法案をA4の半分ぐらいにまとめて説明してあるガイドのコピーをもらった。それぞれ法案を一つ割り当てられ、それを説明することになっていた。私の担当は実は78。低所得者のDrug購入の割引についての法案である。低所得者(所得の制限あり)は15ドルで年間の割引券を購入し、Drug Companyがボランティアでそれらの割引を行う、というものらしい("らしい"というのはシステムがあまりよく把握できていないので。スミマセン)。割引を行わない製薬会社にはペナルティはないが、他の州では31%の人が助かっているとか。他にも、公立学校の先生の正式雇用は5年目以降から(現行は3年目)に変更する、とか、登録料を払って(労働?)組合を作ろう、とか。結構細かい法案である。


この地域はAB&Cに関心が高く、投票率もかなりいいようだ。が、AB&Cがよくわからないのでここまで。「No on AB&C」とか書いてある札があちこちに立っていた。が、AB&Cとは会社の名前で、彼らが景観を損ねる高い建物を建てたりするので「反対」ということか?ついでみたいに「Keep Apple and HP」と書き加えられたバージョンもあり、AppleもHPも移転の話などないだろうになぜ? ちなみに、off-yearだったからかもしれないけど,選挙カーなんて一切ないし、顔写真の入ったポスターもない。お店の前の芝生などに名前が書かれた立て看板がにょきにょき立っているところはあるのだけど。所変われば選挙も変わる。静かである。


というわけだが、勉強不足でボロがあちこちにあるのでお気づきの場合は是非訂正をお知らせください!