San Jose Museum of Quilts and Textiles

HitomiT2005-11-18

今日はFremont駅までなにまんを送っていた帰りに、このMuseumに行くことにしていた。キルトにも素材にもなになにコンビは興味がない。地図も印刷して準備万端。でもSan Joseの町中を一人で運転したことはないので不安に思いながらも、帰りは快調に280まで。そのままDown Townで降りればいいものを、Directionで見た87(Guadalupe Pkwy)が気になってついそちらへふらふらと....。それでわけわからなくなって、適当なところでFreewayを降り、後はFirst通りをひたすら町中へ。駐車場に車を停め、そこからは数ブロック歩く。Museum前にもコインパーキングはあるのだが、小銭を持ち合わせていなかったこともあって離れたところに車を停める。20分で1ドル。


この博物館も小さい。受付のやさしそうなおばあさん(と呼んでしまうにはあまりに若々しい)が着ていらっしゃるベストもキルトで色も素敵だ。キルトをしながら受付に座っておられた。「ゆっくりしていってくださいね」と声をかけていただき、ついでに「写真はとってもいいのでしょうか?」と聞いてみたが、それはやっぱりダメだったので写真はなし。1フロアの博物館。9月にここに移ってきたのだが、改装には腕に覚えがあるボランティアが活躍したようで、床材をはがしたり、壁をうちやぶるお年寄りの姿も展示されてあった。日本の織物などを紹介した小さな展示室。20名ほどの外国人の浴衣姿の集合写真もあった。きっと日本へみんなで行った時の記念だな。日本の絣や刺し子なども紹介してある。メインの展示室には古いのから新しいのまでキルトがいくつか飾ってある。近づいてみると手縫いのキルトは目が荒く、円は円でないような歪んだ線が多いのだが、一歩離れて全体を見ると何ともじんわりと温かい感じがしてなんとも言えない。最近のはミシンキルトが多く、それはそれで素晴らしい。中でも私はアップリケキルトにオーガンジーの透ける布をかぶせ、その上から大きな木のアップリケをした作品がお気に入り。遠近感がある絵のようである。他にも韓国のポシャギや袋帯、カラフルで刺繍を一面に施したような民族衣装など、じっくりじっくり見て回るにはちょうどいい量かもしれない。実はメイン展示室に入ったときには男性も含めたお年寄りの団体が観覧中。ガイドの女性に「どこの出身?」と聞いておられたようで、オリジナルはデンマークの方だったかな、『さすがアメリカ、移民の国だなぁ』と思ったのである。Mr. Nもおじいちゃんがイギリス出身だと言ってたからなおさらそう思ったのかもしれないが。最近ちょっとそういう何気ない会話が聞き取れるのが嬉しい....。私が見ている間にも女性のグループが入ってきて、小さい割には結構賑わっているのだった。


ショップで見つけたベスト。一度は諦めようと思ったのだけど、やっぱりどうしても後で後悔しそうだったので買ってしまった。このエジプト風猫がかわいい。こういう布、どこかで買えるのだろうか?(でも昔は猫が苦手だったのに.....我ながら不思議)