English Lesson with T.

初めての個人レッスン。いい加減な先生もいるらしいとは聞いていたが、私の目に狂いはなかった。彼女は教育学で学位をとっている人で、ちゃんと相手に応じた教材を用意してくれているようだ。雑談も授業のうち。いろいろと話をした。子供たちの話、ELDの話、PTAの話。PTAの集まりなんて一人や二人の時もあるのだとか。でも学校の先生含めたMeetingでは校長先生をはじめ、みんなが発言するので、彼女ですらついていくのが難しいのだそうだ。特に校長先生は話始めると止まらない....やっぱり。私も長く滞在するのならいくらでも手伝うのだけど。


彼女はグァテマラの出身らしいが、高校か中学からミッション系の学校で英語の授業を受けてきて、アメリカのカレッジを卒業している。日本にも長く住んだ経験があり、ご主人は日本人なのだが、やはり外国人が日本で生活するのはちょっとしんどい(, you know?)ということで、アメリカでグリーンカードをとろうとしているそうだ。H-1ビザなので、生活はアメリカ人と同じ条件。会社が至れり尽くせりの駐在さんが多いこの周辺、彼女は他にも10人近い日本人の生徒さんがいるようだが、彼女たちのレッスン料も会社持ちだとか。レッスンが終わってレッスン料を支払うとき、実はポチ袋を用意していなかった。「ハダカですみませんが」と日本語で言ってお支払いをする。すると「なに?はだか?どういう意味?」と日本語で尋ねてくれたので、「日本ではお月謝などのお金をむき出しで渡すのはあまりよくないのだけど」と説明してみる。「あ〜〜〜〜、わかった!今わかった。」他の日本人の生徒さんたちがいつも封筒に入れてくれるのだそうだ。「封筒はいらないわよ。こんな丁寧なことはしなくていいのよ」と言っても「いえいえ、これで受け取ってください」となるらしい。どうしてかなぁと思っていたそうだ。というわけで、私はアメリカ方式で、ざっくばらんにやらせていただくことにした。