Tucson, Arizona: The Saguaro National Park

 #わかりにくいけど綿花です。見渡す限り綿!
綿畑を行く。道路の脇に白いものがよく落ちている。どうやらこれも綿。収穫した綿はかっちりと固めて畑の脇に積んである。それをトラックが運ぶのだと思うけど、風でふわふわと舞うヤツもあるようだ。
ダチョウを売っている農場があった。どうやって連れて帰るのだろうとか卵を買うことも出来るのかなぁとか、アメリカではダチョウのお肉はあまり見たことないなーとか、食べたら足が早くなる...とか。それだけでいろいろと想像も膨らむ。


このSaguaro National ParkはTucsonの東と西にわかれている。なにまんが最初に目指したのは東側の大きい方のNational Parkである。入場料は10ドル。車でぐるっと回れるようになっていて、所々で車を停めて大きなサボテンを眺める。

SaguaroとはSah Wah Roeと発音するアリゾナ名物のサボテンである。なにまんの大好きな「手のあるサボテン」。ちなみにサボテンCactusは複数ではCacutiと言う。サボテンにはたいてい実がなるようで、このSaguaroにもてっぺんに赤い実がなり、Native Indiansが儀式用のワインを作ったりジュースを作ったり、彼らの重要な食物の一つであった。他にもウサギも大事な獲物である。Saguaroには穴がいっぱい開いている。キツツキが巣を作ったり、フクロウが住んでいたりする。またサボテンの実を食べる亀もいるし、水を求めてかじるウサギ(Jackrabbit)もいるのだ。何より驚いたのはその成長の遅さ。2、3年で手が生えてくるように思っていたが、サボテンの実にある小さな黒いタネが成長してまた花を咲かせるまでに30年。大人の身長になるまでで50年。手が生えてくるまでに75年。立派なサボテンになるまで100年はかかるのである。それだけに、こんな立派なサボテンがあちこちにニョキニョキ生えている景色に圧倒される。ちなみにSaguaroの若いものと思われる丸いサボテンはBarrel Cactusという別モノ。サボテンの幹には木のような芯があって、まわりはスポンジのように水を貯えられるようになっている。自然は偉大だ。この手のサボテンが生えている場所もまた限られているということで自然は不思議だ。
 #こんな手が生えてるのもあります...
 #「かかってこんかい!」