お見送り

年越しの天ぷらソバ

今日は(も?)朝からあまりお天気はよくない。諸々の都合でどうしても今日帰るという母を送ってSan Franciscoまで行く。途中、大雨で溢れそうになっている池を横目に101を通って空港まで。度胸はある母だが、時々どんくさい失敗をやらかす人である。妹も心配していたが、セキュリティチェックを通ってしまうと一人になる。早めにゲートまで行っても、もしうたた寝したりすると置き引きにあう可能性もないことはない。というわけで、ぎりぎりまでコーヒーを飲みながら時間を潰し、無事にセキュリティを通ったことを確認。手を振って別れた後、駐車場までの通路に母が乗る飛行機が見える場所があった。そこで荷物を積み込むスタッフの動きや飛行機のしくみなどを遠目に眺める。コンテナを積み込む。無駄のない形に感心。飛行機の後部にはPriorityの札付きの荷物をひとつづつ積み込む。ポイッと投げ上げられてコンベアを上がって行くのだが、ポロッと落ちる荷物あり。間違っても丁寧な扱いとは言えない。大事な荷物は預けてはいけない...ということだな。途中ひどい雨風に、一時はどうなることかと思ったが、出発時には晴れ間も見え、無事に離陸(した模様)。


10年以上も昔、なにまんがアメリカにひと月の滞在で出発するのを見送った際には、飛行機などほとんど乗る機会も無かったもので、自分の中では飛行機は「遠く」「大旅行」を象徴していてかなり寂しい思いがしたものだ。今回のアメリカ滞在では国内で飛行機に乗るチャンスも何度かあり、今では飛行機はただの交通機関の一つとなっていることをぼんやり思う。どうやらなにぼうも同じように感じているのようで、あまり寂しさは感じなかったようである。後3ヶ月で日本に帰るから、ということもあるのだろうが、それにしてもこんなに小さいボウズながら「異国」を身近に感じるとは、恵まれたヤツ。