再びサンフランシスコへ

YY号の試運転もかね、少々遠出をすることに。といっても1時間足らずの道のりである。前回は寒い思いをしたので、今回は準備万端。しかも今回は3度目のケーブルカーである。Freeway 280を北上し、途中Rest Areaで様子伺いの休憩である。少々油臭いのは気になったが、何とか快調に走っているようである。YY号のとなりに前部のバンパーもないボロッちい車(でもバンのような大きな車)が停まっている。大きな犬を連れた持ち主が乗り込んだ。どうやらバッテリーに問題ありのようだ。助けを求められたらどうしようという不安をよそに、その持ち主は見るからに屈強そうなボーイスカウトのリーダーのような人を連れてきて助けてもらっていた。見る目はある。
4th Streetの駐車場に車をとめ、ケーブルカーの発着場で1日乗り放題の券を購入。3回のれば元がとれるそうだ。長い列ができているが、タップダンスを踊っている人や、サックスの素晴らしい音色を聞かせてくれるおじちゃんがいて退屈はしない。やはり芸は身を助けるというか、「1ペニーでもいいからちょうだい」攻撃の輩よりは数段効率がよさそうだ。ちなみに、フィッシャーマンズワーフの方の乗り場にもエレキを奏でるおやじがいたが(頭にはタケコプターが回っている!)彼はへたくそだったので身入りは少なそうだ。サックスのおじちゃんは元は何をしていた人だろう?
1度目の降り場はフィッシャーマンズワーフである。その辺りでお昼ご飯でも食べようと、私はShrimpサンドイッチを選んだ。ミネストローネはなにぼうにとられてしまった。元々そのつもりではあったけど、でも、でも、一口も入らないなんてー!!......おいしかったそうだ。その後楽器やをのぞき、お土産やをのぞき、またケーブルカーに乗る。今度は怖い。文句なく怖い坂である。「こわいーーーーーー!」と叫んでいると、陽気なおじちゃんが「こわいー」と日本語でマネして叫んでる。彼は前から2番目(一番目はなにまん)でサイドに立って乗っている。「さぁ手をはなすよー、わおわお」。なんちゅうおっちゃんじゃ。そこでまた降りケーブルカー博物館へ。ここも3度目ともなると何も買えなかった....。でもやっと3度目で、ケーブルカーの仕組みがわかったような気がする。
中華街ものぞいてみる。コイか、フナか。実はこの頃すでに息があがっていた。
そうこうしてケーブルカーを乗り継ぎ、なにぼうがホットドッグを買い、コーヒーを飲んで暖まり、一路101で帰路につく。帰りは快調。50分ほどで家についた。