名所その2

 
Mariposa Grove。私はここに行きたかった。セコイヤの木の通り抜けがしたかった。Mariposa GroveはGiant Sequoiaの森なのである。South Gateを入ってすぐで車を停めてシャトルバスを利用する。上まで2マイル。そこからTrailを歩く。今日は昨日とは違って山道だ。目指す『通り抜けの木』はどこだ...?Tunnel Treeか、これだなと思いがんばって上る。樹齢3000年級の木が結構ある。焼けこげた木もたくさんある。自然発火で山火事も起こるのだそうだ。Giant Sequoiaはシナモンのような色をしている。皮にはタンニンなどが含まれていて、病気や虫、火事にも強いのだそうだ。ただ根が浅いため、木に近づくと根を痛めてしまうようだ。1年間で150万人の人が訪れるという。この木は耐えられるのだろうか...。幼木を育てるために計画的に小さな火事を起こす、ということもあるようだ。またタンニンのおかげで倒れてもなかなか朽ち果てることがないという。倒れた巨木の根っこの部分に立つなにまんが小さく見える。今の幼木がこれほどの巨木に育つ頃、地球はまだあるのだろうか?この木にとっての100年はあっという間だったのだろうか??などなど。太古の歴史に感銘。
下の幹が焼けてしまっていて、どうみても「死んでいる」木の上の方にはまだ緑の枝が残っていたりして、木の脳死判定についてふと考えたり。2時間かけて上ったTrailの最終は「倒れたトンネル木」だった...。巨木が倒れて中が
トンネルのようになっている。実は目指す通り抜けの木はCalifornia Treeと言って、Trailの一番最初に見られる場所にあったのだ。どういうわけか見逃して、Trail全部を歩くハメになってしまった。California Treeは人工的に穴をあけられた木である。なのでかなり弱っているが、それでもまだ生きているのだそうだ。このWawona地区は後からヨセミテ国立公園編入されたそうだが、その際にこの穴のあけられた巨木が大いに貢献したそうだ。
歩いて戻ってきたら2時過ぎだった。先にピザなど食べておいてよかった。