Las Vegas :Zion National Park

Zion National Park

「じおん」ではなく「ざいおん」と読むらしい。グランドキャニオンの端っこではないかと思う。本場のグランドキャニオンまでは8時間ぐらいかかると聞いていたが、市内から4時間程度のここでも十分迫力はある。


朝はBuffetで食べ放題から始まり、さっさと出かける。最近は水を持って出かけるというのが定着しつつある。アメリカでは水筒といっても、プラスチックのボトルのような、実に簡素なものが普通である。もしくはペットボトル。来た当初はジュースに手が伸びつつあったが、今は水。そして少し車で走るともう郊外。すれ違う車はキャンピングカーが多い。だだっ広い平原が続く。ぽつぽつとほぼ等間隔に低木があり、遠くには縞の岸壁が見える。地層がこんなにはっきり見えるとは。昔小学校で地層を習った後で工事現場かどこかでぼやけた地層をみただけで感激したものだが、そんなものとは比べ物にならない。ここには太古の自然が垣間見えるような山も平原もあるのだ。あの岩の縞のひとつから化石が見つかっても不思議ではない。地層は掘るもの、化石も掘るものと思っていたけど、アメリカの広大な自然を目の前にすると恐竜の骨がぽろっとその辺から出てきそうな...。地震やプレートの移動で盛り上がって出来た山、削られてできた山、頭で思うのではなく見てわかる。なにぼうがどこまでわかっているのか、体感しているのかは定かでないが、学校でそういう項目を習ったときには思い出してくれるだろうと願っている。...などと思いながら、右の景色、左の景色と見ているうちに、あまりの単調さに実はふと居眠りをしていたりするのだが...。
 
途中、トイレ休憩やパンフレット調達にVisitor Centerを訪れる。Visitor Centerは外せない。なぜならNational Parkの美しい景色は持参のカメラではおさめきれないので、パンフレットを集めるに限ると思っているからだ。スクラップブッキングが今流行っているので、写真を上手に使いながら私も一度作ってみようかなと思っている。
ネバダ州からユタ州までの間に、実はアリゾナ州も2センチほど通る。2センチというのは地図上のことなので、実際は数マイル。でもこの間、出口はないのでそのまま素通りである。でも州をまたいでのドライブである。ついでに時差も発生。ユタ州では1時間すすんでいるのであった.....。
 


アリゾナの景色では、なにまん所望のサボテンらしきものの頭が地面から出ているのは見える。これが大きく育つと腕が出て、あのメキシコとかでよく見る例のサボテンになるのだろうか?

 
Zion National ParkではFreeのシャトルバスにのって終点まで。そこで少しだけトレイルを歩く。ちゃんと舗装がしてあって川まで降りることもできる。人慣れしたリスが前をちょろちょろと横切る。なんと!シカの家族連れまで出てきた。写真を撮っている人がたくさんいたのだけど、こういう場所で野生の動物に出くわすと、どうも自然のままにしておいてあげたいと思うので写真を撮る気になれない。確かに気温は高いのだが、日差しは比較的やわらかだ。カリフォルニアのAir showでじりじりと焦げるような(実際焦げたのだけど)日差しを体験していただけにちょっと驚きである。赤い岩、赤い土を体験して一路ホテルへ。途中、恒例のインディアンのお店に寄る。
 

ホテルに戻っても退屈することはない。夜はまたまたBuffetで食べ放題。ハムやローストビーフやターキーを取り分けてもらい、おいしくいただいた。なにまんはBuffetではビールが飲めないので部屋で飲む。夜。なにまんはべガスで会議に参加している某S氏と会うため出かけていった。疲れたなにぼうとさっさと就寝。

ちなみに、こちらでのお天気はサンダーストームと聞いていたが、すこぶる快調。ただ夕べは雷がなっていて今朝の町は濡れていた。雷の音、私は1回しか聞かなかった。なにまんは3回まで聞いた。なにぼうは...ゼロだった。