水族館と科学博物館

雨のボストン

ボストンは雨だった....。今回は滞在期間も短いので荷物も極力少なくした。でもなにまんの荷物は寝袋まであるので結構多い。鞄を一つ新調したのだが,ボストンに到着するなりなにまんのリュックの紐が切れてしまい,さらに出費がかさみそう。時差が3時間あるので眠い。私は夕べあまりよく眠れなかったのでさらに眠い。ホテルにチェックインできれば朝寝をしたかったのだが....。
空港からは地下鉄でホテルまで。今回のホテルはMarriott(Boston Marriott Long Wharf)。地下鉄の駅のすぐ上で観光にはものすごく便利な場所だ。朝9時前にはホテルについてしまったのだが,昨日は満室だったようでさすがに部屋には入れず荷物を預けてうろうろとすることにする。Wharfのすぐソバで水族館も近い。多少の雨にもめげずに水族館のオープンを待つ。地理的には便利なところなのだけど,実はこの付近一帯道路工事中ならホテルも工事中。午後にチェックインしたら部屋の窓にも足場が組んであったりして....。残念。


今回はCity Passを購入し,対象の6カ所を観光の目玉にすることにした。
1:New England Aquarium
クラゲのコーナーで目の保養。心臓も脳も骨もないクラゲ。考える「場所」はないが何も考えていないように浮遊している姿が面白い。ペンギンの水槽(の掃除)。亀の餌やり。亀はレタスやキャベツを好んで食べていた。キャベツをパリと言わせただけで亀が寄ってくる。餌付けができるなんて。ただベジタリアンというわけではなく,魚ももらっていたようなので雑食かな。真っ青なロブスターやかくれんぼしているような魚。デンキウナギは動くだけで電気を発生している。きれいな熱帯魚。「きゃ〜〜,ニモぉ〜〜」と騒いでいる子供。「ドリーもいるよ!ほら,あれ,ドリーだよ!」子供はかわいいなぁ。
 


2:Museum of Science

SFのエクスポラトリウムとシカゴの科学産業博物館,どこも似たりよったりの展示物になるのは仕方ない。ここにもヒヨコの孵化が見られる展示があった(卵はなかった)。体の仕組み,脳の仕組み,赤ちゃんの発育や恐竜,算数や音波など。目の錯覚のコーナーはおもしろかったな。Electricityのコーナーではちょっとしたイベントが...。大きな静電気発生装置で人工的に稲妻を起こすのだ。バチバチッというすごい音と稲妻。電気の発生している玉に触って髪が逆立つ女の子。手を離してもまだ逆立っている。その自分の姿をみて「きゃーー,すごい」と言って面白がっていたが,指導員のお姉さんと手を合わせた瞬間に髪が元通りになったことの方が感動。電圧を許容範囲最大にしてちょっとしたショーが面白かった。
味覚に関する短い講義もあり。「猫は甘みを感じることができない」。ミケを飼っているだけにつかみはOK。講義を聞いてみる。味覚を5つ,挙げて下さいという言葉に老若男女,手を上げて答える。「salty」「sweet」「sour」「bitter」それともう一つは何だと思いますか?なんと「umami」だったのです。これって日本語じゃん。
 #ポーズも怖い?


ほとんど全館を見て回ったところでホテルに戻って一服。私もちょっとだけうたた寝したが,なにまんとなにぼうは本気で寝てしまった......。起こすのが大変。


最後はLegal Sea Foodsでロブスターを食べる。ロブスターが今回の旅行の一つの目玉だったりするので喘息の危険性を犯してまでも食べる。生牡蠣も食べたかったけど,それはまた次の機会にしておいて....。私はエビ,蟹類が大好きなのでロブスターも爪の肉を外すことなど朝飯前。バキバキ自分でさばいてロブスターは完食。さすがに紫貝とかは全部食べられなかったけど目的はロブスターなので大満足。クラムチャウダーもおいしかった。昔「からしメンタイ」にあたった時に一緒に食べていたのがシーフードパスタだったので,すっかりクリームタイプのシーフードが苦手になってしまったのだ。でもせっかくボストンに来たのだからとチャウダーがついているお料理を選んだのだが,これが正解で,おいしかった。
なにぼうはHot Dogと,ついでにTunaの刺身を注文。これは軽くあぶってあって味付けはなんとBBQソースだった...。せめてカルパッチョぐらいであっさりと食べたかったのに残念。
隣のテーブルに家族連れがいた。女の子は大学生ぐらいだと思う。3人それぞれに私と同じものを頼んでいて,彼らはどうやってロブスターを食べるのか興味があって見ていたが,結局ウェイターのお兄さんが手袋をはめて3人分さばいていた....。頼んだものが出て来たときはみんな驚くのね,とは思っていたのだが,結局彼らは(細身の体ながら)貝も食べてこちらはそれこそ完食。それに驚いたのであった....。
最後のデザートにBon Bonsとカプチーノを。一つ1.25ドルもするので,Bon Bons1つは結構大きさがあるんだよ,となにまんに説得されて1つだけにしたのだが,まぁPinoほどの大きさ。でも値段に釣り合っておいしかった。写真を撮る前につい食べてしまうのでなかなかupできずにすみません。