The Lace Museum

Lace Museum at Sunnyvale

Cupertinoの隣町にあたるSunnyvaleにレース博物館がある。なにぼうやなにまんには絶対に興味のない世界。いずれ一人でこっそり見に行こうと思っていた。無料だし。11時から4時までしかやっていないので、ESLが終わってから行こうとConferenceが終わるのを待っていたのだ。車で10分程度の場所である。見て回るのも1時間もあれば十分だろうと思っていた。

http://www.thelacemuseum.org/
十分に気をつけてみていないと見過ごすほどの小さな博物館。実際気をつけていても通り過ぎてしまった。隣にインドのスーパーがあるような一角。博物館という割にはこじんまりとした一部屋に繊細なレースが展示してある。ニードルレース、タッティングレース、ボビンレースも、もちろんレース編みの作品も。レースにはこれだけいろいろと種類があるのである。恐る恐る中に入って遠慮がちに見ていたが、想像通りかなりご年配のおばあさんが案内に出てきてくれた。大事なレースは引き出しに仕舞ってある。日に焼けないようにしてあるのかもしれない。第一次世界大戦の記念レースがあって、連盟国のシンボルがレース織りになっていた。もちろん日本もあったが、単純な花のモチーフでちょっと見劣りしたなぁ。イタリアなんかはお城のマークみたいでかっこいいのに。それにしても糸の細いこと....。髪よりも細い糸である。熟練者がカラーを作るだけでも気の遠くなるような日数がかかったらしい。シルクの糸は多少色が変わっていても光沢があって美しい。
なんと人間の髪を編んだベストもあった。これも大事にしまってある展示品である。編んだまわりを茶色の糸でかがってある。だから全体的に茶色に見えているけど...。
#キモチワルイというよりも実に繊細。
ボビンレースを編んでいるところが見たかった。枕のようなものに図案をはりつけて、ピンを刺しながらいくつかのボビンを交互に渡して図案を刺す。木曜日の夜にレッスンがあるらしいが、セーターも編み上がらない今、手は出してはいけないと自粛。それでもニードルポイントの簡単そうな本を買う。長い針にレース糸を巻き付けて編んで行くもので、まぁ細いマクラメといった感じかな。カラーの写真入りで、じっくり見ながらやれば自分でもブックマークぐらいはできそうだったので。巻末にはちゃんと左利きの人用解説がある。


時間は1時間で本当に十分。想像通りの小さな博物館だった。