Thanksgivingのいわれについて

昨日ESLで先生が、「Thanksgivingについて知っていることがあれば言ってください」と言われた時には何も言えなかったのだけど、実は調べはついているのだった。
Native Americanに少なからず興味のある私としては書かずにいられない。ということで......。


ThanksgivingのいわれをHalloweenの時に一緒に調べてみたら、Halloweenはヨーロッパ色が濃く、Thanksgivingは比較的インディアンに関係の深いイベントだった。PilgrimsとしてMayflower号で1620年にPlymouth Rock(マサチューセッツ州)に入植してきた人たちは当初100人を超す人数だったのにも関わらず、入植後の自然の厳しさや、おそらくは大陸の病気などで半分以下になってしまった。先住民として大陸にいた者にとってはPilgrimsは「侵略者」でもあったのだが、カボチャや芋、豆(タバコも大陸特有の産物だった)などの栽培方法を彼らに教えたのはインディアンである。彼らにとって自然の恵みを共有することはごく自然なことだったのだろう。そうやって生活の手助けしたのだ。1年たち、無事に作物が収穫ができたことを神に感謝し(インディアン流には地球に感謝し)、インディアン(当初は90人ぐらい)を招待して本当に「感謝」するための宴が外で行われた。元々は魚やエビ、プラムやドライフルーツ、野鳥(ガチョウやアヒル七面鳥から白鳥まで)のごちそうだったようで、宴は3日間続いた。ミルクもバターもなく、今定番のジャガイモやパンプキンパイもなかったらしいが、これが現在のアメリカの感謝祭の元になっている。マサチューセッツ州チャールストンで1676年には6月29日(!)にThanksgivingをお祝いし、その時点ではもうNative Americanは招待されなかった。11月の最終木曜日をThanksgivingと設定したのはリンカーンで1863年のことである。その後若干の変更がありながら、1941年には11月の4番目の木曜日と決められたようである。
なにぼうが学校でNative Americanのことをこの時期に学習したのはそういう意味があったのかと深読みしたのだが、実際なにぼうは全然知らなかったのでそういうわけではないのかも。


*詳しくは下記参照。飛ばし読みなので私の解釈は間違っているかもしれないですので念のため。
http://www.thanksgiving.org/2us.html
http://wilstar.com/holidays/thankstr.htm