Death Valley 三日目

HitomiT2005-12-28

今日も朝がんばって8時過ぎに出発。朝ご飯は....。コンチネンタルではなかったので、どこかで早めのお昼でもとるつもりで、昨日の夜に隣にあるチョコレートと飴専門のお店で買ったDark Chocoのアーモンド入りなどをパクパク食べながら飢えをしのぐ。鼻血が出そうなくらい濃いチョコレート。でもこれがまたおいしかったりするのだ。遭難の備えに推薦されるだけのことはあるかも。

#自転車に乗れるのか?? 
#集団でも怖くないぞ
Rhyoliteのghost townである。入り口に意味不明のオブジェがある。中には「これぞGhost!」と思うのもあったりして...。そこから少し先に行くと廃墟がいくつか並んでいる。元の町の大きさを思えばほんの一部だろう。1905年から1919年までの短い間、金鉱で発達した町で、もちろん鉄道もあり、一時は8000人ぐらい住んでいたようであるが、世界大恐慌のあおりを受け、1919年には郵便局が閉鎖され最後の人が出て行った。こういうghost townがいくつかあるようだ。
http://www.rhyolitesite.com
 


州境で記念撮影。昨日は真っ暗でよく見えなかった。心なしかネバダ側の道路の方がきれいな気がする....。
 
#左側がNevada側。

早速Scottys Castleへ。お城の横にはみすぼらしい十字架が立った丘もある。さらっとMuseumを見て、ちょっとしたお菓子とちょっとしたお土産を買う。ここにもIndianもののクラフトがいっぱいで嬉しくなってしまう。お買い物モードに入ってしまうとなかなか腰をあげられないところなのだが、何とか今日の目玉のCraterを目指して出発である。


  
#なになにコンビが這い上がってくる所。大きさを比べれば広大さは一目瞭然。
Ubehebe Crater。クレーターと言われれば隕石が衝突した後のように思うがどうやらこれは火口のようである。駐車場から少し砂利道を歩く。てっぺんまで上るとクレーターが一望できるのだ。これがまた圧巻である。人間がとても小さく見える。なにぼうが砂利道を降りて行った。降りるのは楽々である。ずるずると大股で降りて行くような間隔。ところが上るのは大変。砂利ですべって「1歩進んで2歩下がる♪」のようである。上空をF14だかF15だかが轟音を響かせ飛んでいる。昨日も同じのを見たが、かなり低空ですぐ近くを通った。今日は「轟音はすれど姿は見えず」状態。目を凝らして探してやっと見つけた戦闘機を追っていると、なんと前方では母が視界から消えていた。なんと砂利に足をとられてずっこけているではないか。う。この後のアメリカ滞在に響くのは必須だな。かなり痛そうだが、とにかく骨折ではなくてよかった.....。


Craterを堪能した後はVisitor Centerの中にあるCafeでまともな昼食をとり、ここの充実したshopもじっくり堪能してからZabriskie Pointを目指す。昨日はなにまんとふたりで見たこの景色を絶対になにぼうにも母にも見せたかったのだ。なにぼうは文句いいながら車を降り、母の傷む足も気にしつつ。いざ絶景ポイントに立つとなにぼうはまたしても犬のようにはしゃいで丘を超えようとする...。スミマセン、私は高所恐怖症なのでついていけません....。
 


 
ヨセミテとはまた違った絶景を心に刻みつつ、Death Valleyを後にする。今度はShoshoneを抜けての帰路である。Shoshoneは宿泊場所の候補にも一瞬なった場所ではあったが、まぁしょぼいこと。ここにしなくてよかった...。帰りの夕焼けはきれいだった。混んではいなかったが5号線に出るまで延々と車を走らせる。給油に立ち寄った際、隣にあったバーガーキングで晩ご飯。下手なレストランで食べるよりも断然おいしいのである。なんとか5号線も3時間で抜けることができた。また真っ暗な中を走ることになったので、異臭の原因である乳牛の集団をこの目で見ることはできなかった。予定通りの時間に家にたどり着いたが、初日に暗闇を走った私の運転技術に大いに疑問を抱いたなにまんがず〜〜〜〜〜っと運転することになってお疲れ様。わたし、鳥目なのかなぁ????夜は街灯のない道が見えなくて怖いよぉ。なにぼうはポータブルDVDのおかげで、誕生日プレゼントのコナンやらマダガスカルやらを台詞を覚えるぐらい見ることで時間がつぶれてよかった。アメリカならではの大自然。人間ってホントにちっぽけなんだなぁ。