Ripon Almond Flower Festival 2006

HitomiT2006-02-25

最近、私の中で非常に引っかかっている「アーモンド」の花。サクラとどう違うのか。それを調べていた際にたまたま見つけたRiponのFlower Festival。2月の最終の土曜日に行われるとのこと。張り切って出かけたが.....。


Freewayの途中で「ostrich」と書いた手書きの看板が目についた。Egg Leatherとも書いてある。売り場は近くになかったが、一度食べてみたかったダチョウの卵。殻は誕生日プレゼントに頂いたことがあって、今も家に飾ってある。ダチョウの肉も滅多に食べれるものじゃない....いや、家の最寄りの駅前にある居酒屋ではダチョウの刺身かタタキがあった。Leatherと言えば昔上林先生がダチョウの皮の靴を履いて「軽くていいんですよー」と話されていたことがあった。「ダチョウのように早く走れるというわけですね??」と返事をしたのは私。ダチョウの皮が軽いからダチョウが早く走れるのではないか...と自説を語ってなにまんに大笑いされた。コンパスと筋力の違いもあるだろうけど、私は絶対『皮の軽さ』も一理あると思っている。


快調に680を走ってRiponの町に到着。小さい町だと思っていたが、想像よりは大きな町だった...。当たり一面ピンクの花が咲き乱れる果樹園。これが全部アーモンドか。ということは、先日5号線を通って来たときに見たピンクの果樹園は全部アーモンドということか。全世界の80%以上の生産量をまかなっているだけのことはある。ちなみにAlmondは中国では扁桃といい、扁桃腺は形がアーモンド(扁桃)に似ていることからつけられたそうである。トリビア。Almondはいわゆる梅太郎(梅干しのタネの中の柔らかい部分。桃のタネから出て来たら桃太郎。)の部分にあたる。中国では杏仁(あんず太郎)と混同されていたりもするようで、調理実習で杏仁豆腐を作った時にはアーモンドエッセンスを入れたが実は杏仁が正式...ということになるのだな。


さて、肝心のFestivalだが、パレードをしっかり見た。駐車場所を求めて徘徊していたなになにコンビは、結局終わってから来たので実は一人でしっかり見た。町中の人が集まって来たのだろうか、みんな道路脇に椅子を並べて和気あいあいと、ホットドッグを食べたり、のんびりと見物である。町の団体が次から次へと100組近く。図書館やSwimming Clubや、顔なじみもいるわけで。Miss AlmondやMiss Riponなどの数々のMiss何とかがティアラをつけてオープンカーでにこやかに手を振る。中にはArmyやPoliceやSheriffやMantekaのIndianやピエロの集団や消防車の集団まで。パトカーのサイレンのサービスに動じることのない犬たち。しんがりは「通行止め」の標識集めのトラックである。それで散り散りの解散となった。パレード自体はなかなか面白かった。そんなにかっちり枠組みを決められているわけでもないし、交通整理がやかましいわけでもない。みんな自由に和気あいあいとした雰囲気だった。

   


またさすがアメリカ、騎馬隊や子供の乗馬クラブ、馬がたくさん通るのだ。その後にはちゃんと道路掃除の車もパレードに参加。
  
 #馬の落とし物を拾います
クラッシックカーの一団。クラクションはたしかにHonkである。音が何ともユニークである。小さな電気自動車も縦横無尽に走り回り、最新の車もパレードに参加。
  
 #手作りだろうか、こんなのまで。
  #ピエロの車も凝っている....。

が!実はなぜかものすごく居心地が悪かった。インド人を含め、見ている側にもパレードに出る側にもアジア人はほとんど見当たらなかったのだ。ヒスパニック系の人は多い。メキシコ人だろうなぁ...と思う人もかなりいる。日本人が全然いない場所でもアメリカに来た当初は気にならなかったかもしれない。却ってその場にいる日本人に自分を重ねて客観的に見てしまっていたかもしれない。が、同胞がいないことがこんなに不安なものだとは。実際に差別を受けたわけではないが、そんな不安もどこかにあって。それにしても意外だった。