San Jose: Japanese American Museum of San Jose

テレフォンガイドにSan Joseの日本人の歴史が簡単に載っている。それを読んだなにまんが触発されたと思っているのだが、実際のMuseumは見た目とても小さな博物館だった。無料だしせっかくだからと入ってみる。おじいさんと若い(といっても30代)の男の人が話をしている。ここのスタッフらしい。後で聞くところによると両方とも3世だそうだ。見た目とは違い、奥にいくつかの展示室があって結構広い。おじいさんと、勉強中らしい男の人が中を案内してくれる。わかりやすい英語で説明もしてくれる。戦時中は日系人が集められ、トランク2つの荷物で列車にのせられ、気候厳しいCamp場に集められたこと。バラックで薄暗く、小さなパイプのベッドでプライバシーもなく、監視されていたことなど。おじいさんは子供の頃に経験したことだそうだ。戦争が終わって戻ってきたとき、敵視する者もいれば手を貸してくれる者もあり。HP関連ではBob Hewlettさんは非常に気さくで本当にいい人だったらしい。彼がStanford病院に入院していた時、もちろんお金持ちで広い個室をあてがわれていたようだが、いつもいろいろな人があふれていたとか。もちろんこのおじいさんもお見舞いに行ったことがあるんだよと話されていた。

貴重な資料がたくさん、経験者の善意で集められた博物館で、確かに悲惨な面もある歴史を忘れないための博物館であるが、なんと言うか非常に前向きな、誇りを感じられる博物館だと思う。San Joseにこられたらぜひ行ってください。8月には建物を立て替えるそうです。